岡田銘木株式会社

突板(化粧薄板)とは? (全国天然木化粧合単板工業協同組合:ツキ板ハンドブックより抜粋)


 突板(ツキ板)という言葉は、突いて削り出した板ということであり、英語のSlice Venner(スライスド・ベニヤ)という言葉が最もよく当てはまる。しかし。ツキ板という言葉はスライスド単板(平削単板Sliced-cut Venner)だけに限定されるかというと、決してそうとは言えない。スライスド単板は、家具や建築物の内装用装飾表面材、つまり化粧用として使われるところから化粧単板とも言われる。また、ロ−タリ−で丸剥にした薄い板(ロ−タリ−単板Rotary-cut Venner)も化粧用として使われるところからツキ板ということが多い。

 ツキ板は、化粧材として木理の美しさが命である。このため、銘木を独自の製材方法と切削方法により生産されたツキ板を、合板にはりつけたものが天然木化粧合板である。かつての合板は、大豆グル−接着剤による冷圧接着したものであったが、すぐに剥がれる欠点があった。熱硬化性合成樹脂接着剤とホットプレスの導入によって接着性能が飛躍的に向上した。合板の性能向上とともに、昭和40年頃から家具表面材としてツキ板(天然木化粧合板)が多くしようされるようになったほか、建築物・車両・船舶・航空機・楽器・機器・文房具・レジャ−用品など、あらゆる木工製品にまでその用途が拡大された。